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Test Tone Anthology Disc 3

Test Tone Anthology Disc 3

Test Tone Anthology Disc 3この一枚は、新しい時代の到来を予感させる希望にあふれた一枚と断言したい。騒々しいノイズ、ロック、メインストリームからはずれたジャズ、激しい音の衝突がたった一枚の録音物に限りない生命力と息吹を吹き込んでいる。収録アーティストは、L?K?O、狂うクルー、ダモ鈴木、Muddy World、OWKMJをはじめ多国籍なゲスト達。このDiscで現在進行形の東京のアンダーグラウンドミュージックシーンを体感してほしい。

Track List

Track 1: Oncenth Trio + 高橋保行 + Noise中村

2009.01.09 Live at Test Tone 41

Oncenth Trio + Yasuyuki TakahashiOncenth Trioは常にジャズの魂を持ち続けつつ、常に自分たちの表現を発展させている。断崖絶壁でフラフラになって立っているような気にさせられるこの録音は多くの危険を秘めた彼らの音楽が好きなリスナーには記念すべきものになるであろう最高にクールでスリリングなもの。

Track 2: Nikkasen (田畑満 + 山本達久 + Kelly Churko + Cal Lyall)

2009.01.09 Live at Test Tone 41

NikkasenNikkasenは二人の日本人即興ミュージシャンの田畑満 (AMT/Zeni Geva)と山本達久(Natsumen, etc.)、そしてカナダのケリー・チュルコ (AKBK/Ossuary) とキャル・ライアル (Tetragrammaton/Jahiliyyah) のバトル形式の様で行われる即興セッション。称して日加戦。両者マッタ無し!

Track 3: Mir (Daniel Buess, Michi Zaugg + Papiro)

2009.05.19 "Blockade" live at Test Tone 45

MirドラムとメタルにDaniel Buess、シンセとフィードバックにMichi Zaugg、ストリングにPapiro。徹頭徹尾やまない轟音とヒプノティックなリズム上にこだまするエレクトロニクス。 ダイナミックで強烈なパフォーマンスにより話題の存在。

Track 4: Muddy World

2009.08.11 "Beleth/March" live at Test Tone 48

Muddy WorldMuddy Worldのサウンドはジプシーの舞のような魔法のようなギターとともに、タイトなリズムとサイケデリックで複雑な楽曲の構造によって成り立っている。ニューヨークのジョン・ゾーンから絶賛され、Tzadikレーベルからアルバムをリリース。Gabor SzaboまたはSir Richard BishopがBattlesと一夜限りのライブでゲスト演奏をしているのを想像できれば、音のイメージは近いと言える。

Track 5: ダモ鈴木 + 向島ゆり子 + 植野隆司 + 久下惠生

2007.03.13 Live at Test Tone 21

Damo Suzuki世界中のネットワークの糸をたぐってダモ鈴木がやっとスーパー・デラックスへたどり着いた。向島ゆり子のバイオリン、植野隆司 (テニスコーツ)のギター、久下惠生(フライングリズムス) のドラムスという最高のメンバーによりダモ鈴木の理想のインスタントコンポジションが実現!

Track 6: 俺はこんなもんじゃない (OWKMJ)

2009.03.10 "Siryo" live at Test Tone 43

OWKMJサイケデリックロックとミステリアスなアンビエンスのミックスにより生み出される彼らの音楽は、時代を超越しダイレクトに全身に伝わってくる。1曲1曲が宛のない旅人が進む果てしない道のようである。常に新しい方向性を探りながらも、結成当時からおなじみのパンクサウンドも健在だ。

Track 7: Tone Blues (川端龍太 + 久保田晃弘 + Takmi Iqeda + 梶井利彦)

2007.07.03 Live at Test Tone 25

Tone Bluesこの日のために川端龍太はTone Bluesを結成。久保田晃弘はソフトウェアアート、オーディオビジュアルインストレーションの先駆者で様々な手法により多彩な音風景を作り上げます。 Takmi Iqedaもエレクトロニックミュージックという分野でユニークな自分の個性を発揮して、映画のサウンドトラック、ダンスパフォーマンス、オーディオプロジェクトなどのプロジェクトにおいて活躍している多彩な音楽家。Pubic flowerのギタリスト梶井利彦が川端のサンプリング録音とギターでコラボレーションを見せた。

Track 8: L?K?O + 岩見継吾 + Buttercup Metal Polish (Nicolas Field + Alexandre Babel)

2009.01.09 Live at Test Tone 41

L?K?O + 岩見継吾 + Buttercup Metal Polish未曾有のエネルギーと洗練された技が炸裂するスイスのドラマーDUO、Buttercup Metal PolishのNicolas FieldとAlexandre Babelに大量の刺激物を巧みにミックスする東京のブラックマジックターンテーブリストL?K?Oが絡み、Oncenth Trioの岩見継吾のコントラバスが饒舌に激しく答える!相互作用によってクライマックスに達する感情を揺さぶるセッション!

Track 9: AEN + 山本達久

2008.11.11 Live at Test Tone 39

AEN + 山本達久Commune Disc主宰/SOUNDROOMオーガナイザーのAEN (aka 鈴木康文) と、アラン・シルバやジム・オルーク等と堂々競演するブライテストホープ山本達久。恐れを知らないふたりの想像力溢れるセッションを聞いていると、本来は不安定なはずの「音」の衝突そのものが一つの音楽ジャンルとして成立する事を知る。

Track 10: 狂うクルー

2009.01.09 Live at Test Tone 41

狂うクルー狂うクルーは高速メタルの野蛮なビートをノイズのバリケードにぶつける様なストレンジな音が印象的。しかし、奥底には正反対とも思えるミニマリズムを潜めている。Manuel GöttschingミーツBrainbombs?